熱島房総やまぬ猛暑 千葉県、アラート事業開始 船橋37.8度  熱中症60人

最高気温37・8度を観測した船橋市。連日の猛暑に日傘を差して歩く人が目立った=1日午後2時半すぎ
最高気温37・8度を観測した船橋市。連日の猛暑に日傘を差して歩く人が目立った=1日午後2時半すぎ

 連日の猛暑が続く千葉県内。1日も船橋市で最高気温37・8度を観測するなど各地で猛烈な暑さに見舞われた。熱中症とみられる救急搬送は60人に上り、週末まで注意が必要だ。県は、気温などが一定基準を超えた際に警戒を呼び掛ける「アラートモデル事業」を県立公園などでスタート。公園で過ごす県民に水分補給や運動の中止などを呼びかける。

 太平洋高気圧に覆われた1日、県内は船橋市で37・8度を観測し、2日連続で今年の県内最高を更新した。15観測地点のうち4地点が37度を突破。35度以上の猛暑日は県内で7日連続となった。

 銚子地方気象台によると、船橋市のほか、佐倉市で37・4度、我孫子市と市原市で37・3度を記録。我孫子市は7月の観測史上最高となった。

 県によると、熱中症の疑いで計60人が救急搬送された(午後4時時点の速報)。うち船橋市と八千代市の2人が重症、26人が中等症だった。

 厳しい暑さは3日まで続く見込みで、気象台は引き続き熱中症への注意を呼びかけている。担当者は「4日以降、ここ数日のような暑さは和らぎ、平年並みの気温に近づく」と説明した。

 県環境研究センターが1日、スタートした「アラート(警報)モデル事業」は気温・湿度などが一定の基準を超え危険を察知した際に公園で過ごす県民に警戒を呼びかける。

 モデル事業の対象は、柏の葉(柏市)、北総花の丘(印西市)、行田(船橋市)、青葉の森(千葉市中央区)、館山運動(館山市)の県立5公園と、千葉市昭和の森(千葉市緑区)を合わせた計6公園。

 気温や湿度、日射などの気象条件から算出される指標を用い「暑さ指数28(気温31度相当)」を超えると「厳重警戒」と発令。激しい運動は中止し「水分・塩分補給」「こまめな休憩」「日よけ対策」を園内放送で呼びかける。「暑さ指数31(気温35度相当)」以上になると「運動の原則中止」を求める。

 モデル事業は9月30日まで実施。同センターはデータを収集・分析し、熱中症患者発生数との関係について県のホームページで公表する方針。


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