10月に“桜サク” 台風の強風や塩害影響か 千葉県内広い範囲で

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17日に市川市の真間川沿いで撮影された桜(ウェザーニューズ提供)
17日に市川市の真間川沿いで撮影された桜(ウェザーニューズ提供)

 10月に“桜サク”。民間気象会社「ウェザーニューズ」(千葉市美浜区)は、同社のアプリ利用者を対象に緊急調査を行い、北海道から九州まで354人から「ソメイヨシノが咲いている」との回答があったことを明らかにした。千葉県内では市川市真間川沿いなど北西部から東部にかけて29カ所で、桜開花の報告があった。台風の強風や塩害が原因とみられ、専門家は「全国の広い範囲で季節外れに咲くのは珍しい」と話している。

 同社は塩害を受け、12~14日に全国のウェザーニュース会員1万490人を対象に、周辺のソメイヨシノが咲いているか緊急調査した。

 公益財団法人「日本花の会」(東京)の和田博幸主幹研究員によると、葉桜になると植物ホルモンの一種で成長を抑制する「アブシシン酸」が葉から花芽に送られて開花を妨げるが、9月30日から10月1日にかけて台風24号が列島を縦断し、強風や塩害で葉が落ちた上、南から暖かい空気が流れ込んで気温が上昇し、開花したとみられる。

 和田氏は「この季節でも桜が咲くことはあるが今年は範囲が広い」と指摘。「来春の見栄えにそれほど影響はないのではないか。ただ、強風で大枝が折れているケースがある。そこから腐ることがあり、ケアが大切だ」と話している。