「さよならの向う側」×スタバ 小説モチーフのコーヒー提供 味は千葉県民おなじみ、あの飲料をイメージ 千葉市美浜区

カスタマイズコーヒーを紹介する本田友香さん(中央)と清水晴木さん(右)=千葉市美浜区
カスタマイズコーヒーを紹介する本田友香さん(中央)と清水晴木さん(右)=千葉市美浜区

 スターバックスコーヒージャパンの「イオンモール幕張新都心グランドモール店」(千葉市美浜区)は、習志野市在住の作家、清水晴木さん(34)の小説「さよならの向う側」をイメージしたカスタマイズコーヒーを提供している。同作は22日から読売テレビ・日本テレビ系でドラマ(全4回)が放送される注目作。

 同スタバは「幕張 蔦屋書店」に隣接し、ブックカフェというコンセプトで営業している。お互いの強みを生かし連携を深めていこうと、同スタバが同書店に協働を提案。書店員にお勧めの本を紹介してもらい、カスタマイズコーヒーをつくった。当初はゴールデンウイーク期間中のみの企画だったが、好評だったため提供を継続している。

 カスタマイズコーヒーは、作中に出てくる、千葉県民になじみ深いコーヒー飲料の味をイメージした。まろやかな口当たりと甘みの強さが特徴。ドリップコーヒーを注文し「ホワイトモカシロップを多めに追加」と伝えると提供される。

 同スタバ店長の本田友香さんは「書店に近いこの店だからこそできた取り組みと思っている。ぜひ『さよならの向う側』を読みながらコーヒーを飲んでほしい」。清水さんは「僕は作品にも登場させるほどスタバのファン。コラボレーションできて光栄」と喜んだ。

 同作は死後の世界にある「さよならの向う側」と呼ばれる場所を訪れた死者たちの決断を描く。ドラマは上川隆也さんが主演。貫地谷しほりさんや柄本明さんらが出演する。

(塚越渉)


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