2022年9月17日 05:00 | 無料公開

カスタマイズコーヒーを紹介する本田友香さん(中央)と清水晴木さん(右)=千葉市美浜区
スターバックスコーヒージャパンの「イオンモール幕張新都心グランドモール店」(千葉市美浜区)は、習志野市在住の作家、清水晴木さん(34)の小説「さよならの向う側」をイメージしたカスタマイズコーヒーを提供している。同作は22日から読売テレビ・日本テレビ系でドラマ(全4回)が放送される注目作。
同スタバは「幕張 蔦屋書店」に隣接し、ブックカフェというコンセプトで営業している。お互いの強みを生かし連携を深めていこうと、同スタバが同書店に協働を提案。書店員にお勧めの本を紹介してもらい、カスタマイズコーヒーをつくった。当初はゴールデンウイーク期間中のみの企画だったが、好評だったため提供を継続している。
カスタマイズコーヒーは、作中に出てくる、千葉県民になじみ深いコーヒー飲料の味をイメージした。まろやかな口当たりと甘みの強さが特徴。ドリップコーヒーを注文し「ホワイトモカシロップを多めに追加」と伝えると提供される。
同スタバ店長の本田友香さんは「書店に近いこの店だからこそできた取り組みと思っている。ぜひ『さよならの向う側』を読みながらコーヒーを飲んでほしい」。清水さんは「僕は作品にも登場させるほどスタバのファン。コラボレーションできて光栄」と喜んだ。
同作は死後の世界にある「さよならの向う側」と呼ばれる場所を訪れた死者たちの決断を描く。ドラマは上川隆也さんが主演。貫地谷しほりさんや柄本明さんらが出演する。
(塚越渉)