2021年10月18日 05:00 | 有料記事
戸建て住宅の庭の目の前を覆い、劣化が進む市管理の斜面。住民は崩れ落ちてきた破片を手に、早期対策を訴えた=9月下旬、八千代市八千代台西
八千代台駅ロータリーに建つ「住宅団地発祥」の記念碑。当時県知事で県住宅協会長の友納武人氏が記した碑文で、街の開発に行政が力を注いだ時代がうかがえる。1956年に開業した同駅の周辺は八千代発展の礎となった
「典型的な“千葉都民”のベッドタウンに暮らして40年。定年後はのんびりと思っていたが、大きな悩みが目の前に…」。こんな相談が双方向型調査企画「ちば特(千葉日報特報部)」に寄せられた。高度経済成長期にいち早く開発された八千代台(八千代市)の一角。庭に接した急な斜面は覆いの劣化が目立つ。この部分、実は市有地だという。全国で相次 ・・・
【残り 1458文字】