「風太おかえり!」5カ月ぶり展示再開 治療や”リハビリ”乗り越え 千葉市動物公園のレッサーパンダ

レッサーパンダの風太。展示に復帰し来園者に元気な姿を見せた=10日、若葉区の千葉市動物公園
レッサーパンダの風太。展示に復帰し来園者に元気な姿を見せた=10日、若葉区の千葉市動物公園
療養から戻り、展示場に姿を見せたレッサーパンダの風太=10日(千葉市動物公園提供)
療養から戻り、展示場に姿を見せたレッサーパンダの風太=10日(千葉市動物公園提供)

 千葉市動物公園(同市若葉区)は10日、レッサーパンダの「風太」の展示を約5カ月ぶりに再開した。風太は昨年末から療養のため展示を休止。同日は再会を待ちわびたファンや家族連れらが「おかえり」「待ってたよ」などと声を掛けながら、元気な様子でくつろぐ風太を見守っていた。

 同園によると、風太は昨年12月末ごろ、右頬に歯槽膿漏(のうろう)のような症状が出て、餌を食べられなくなったため、展示を休止。園内の動物病院で今年1月上旬まで治療した後、治療で落ちた筋力を回復する“リハビリ”に励んでいた。今月6日には展示場の裏手にある獣舎に復帰、展示再開に備えた。

 現在も筋力が落ちているため、活発に動き回ることもなく、じっとしている時間が長いが、食欲もあり元気だという。

 風太は04年3月に、静岡市立日本平動物園から千葉市動物公園に引っ越してきた。05年に背筋をピンと伸ばしたりりしい立ち姿で一躍人気者に。今も同園のマスコット的存在だが、今年7月5日で18歳になり、人間の年齢で例えると80歳以上の後期高齢者。高齢の上、元々暑さが苦手な動物のため、同園は気温が高くなる今後は体調や天候などを考慮しながら展示を行う。

 3年前から風太の大ファンという同市中央区の内田浩子さんは「顔が腫れていてずっと気掛かりだった。一目見ることができてほっとした。これからものんびり元気に暮らして、無事に18歳を迎えて」とうれしそうに風太を見つめた。

 同園の飼育担当者は「治りが遅くて心配した。これからも環境を整えていくので、風太には長生きしてほしい」と話した。


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