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梨廃棄ゼロへ新商品開発 CFでドライフルーツ販売 船橋の農家

廃棄予定だった梨を使ってドライフルーツを作り、クラウドファンディングで商品販売を開始した梨農家の加納さん(左)=船橋市役所
廃棄予定だった梨を使ってドライフルーツを作り、クラウドファンディングで商品販売を開始した梨農家の加納さん(左)=船橋市役所
販売を開始した新商品「梨のドライフルーツ」
販売を開始した新商品「梨のドライフルーツ」

 船橋市の特産品「梨」の栽培で収穫時に一定の割合で発生する廃棄量のゼロを目指し、市内梨農家の加納慶太さん(27)が新商品「梨のドライフルーツ」を開発し、クラウドファンディング(CF)での販売を開始した。梨の加工品としては珍しいドライフルーツが広く受け入れられ定番商品となれば、将来的に市内農家と連携し、梨の廃棄ゼロの取り組みを広めていく考え。

 加納さんによると、今季は7月の長雨や8月の猛暑などで人気の梨「幸水」の収量はおよそ3割減少。次いで収穫される「豊水」にも天候不良の影響が出て約2トンが廃棄対象となった。

 廃棄となるのは、果実の一部が透明になる「みつ症」が原因の一つで、味に変わりはないものの食感が悪くなり出荷できないという。今季は例年を上回る廃棄量が見込まれたため「ただ廃棄するのは悔しい。加工品としてドライフルーツ作りに挑戦したい」と発案し、長野県の専門工場に加工を依頼して商品化に成功。廃棄予定だった豊水約1トンをドライフルーツ作りに活用できた。

 販売にあたっては、PR効果を狙おうとクラウドファンディング会社「マクアケ」と連携。14日から販売を開始した。

 商品は「梨のドライフルーツ50グラム入り2袋(応援購入費2400円)」など。添加物を加えずに甘みを出すことができ「濃い味でおいしく仕上がった」という。目標額を加工賃でかかった30万円に設定したところ、初日に突破。11月29日までの販売期間に売り上げ拡大を目指す。

 加納さんは「梨の加工品として珍しいドライフルーツに興味を持ってもらうことで、梨の可能性が広がる。CFで盛り上げ、梨の廃棄ゼロへの取り組みを広めたい」と話した。


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