丹精込めた180個、住民担ぎお供え 館山・茂名の里芋祭り

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国の重要無形民俗文化財に指定されている「茂名の里芋祭り」が20日、館山市の十二所神社で行われ、地区住民らがサトイモ180個を奉納。五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈願した
国の重要無形民俗文化財に指定されている「茂名の里芋祭り」が20日、館山市の十二所神社で行われ、地区住民らがサトイモ180個を奉納。五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈願した
神社までサトイモを担いで運ぶ住民ら=20日、館山市
神社までサトイモを担いで運ぶ住民ら=20日、館山市

 館山市の十二所神社で20日、国の重要無形民俗文化財に指定されている「茂名の里芋祭り」が行われた。茂名地区の住民らが地域で育てたサトイモ180個を担いで歩き、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願って奉納した。

 里芋祭りは、一つのかごにつき90個のサトイモを山型に積み上げ、同神社に奉納する同地区の伝統行事。畑作物を供え物とした全国でも珍しい祭りで、奉納された物を食べると風邪をひかず、子宝に恵まれるとされる。

 19日に地域の氏子13軒が育てたサトイモを当番の山口秋広さん(50)宅へ持ち寄り、積み上げ作業を開始。20日は神主を先頭に列を作り、当番らが約800メートル先の同神社まで担いで歩いた。祭典終了後、奉納品は各家庭に配布された。

 当番を務めた山口さんは「昨年夏の猛暑でサトイモが育つか心配だったが、豊作でホッとした。今年1年、無病息災で過ごせれば」と話した。