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新型コロナウイルス情報

千葉県、宿泊者へ最大5千円 観光促進へ独自優待キャンペーン 県民限定「魅力再発見を」

「ディスカバー千葉」のチラシ(県ホームページより)
「ディスカバー千葉」のチラシ(県ホームページより)

 新型コロナウイルス禍で打撃を受ける地域経済を活性化させようと、県は、県内への宿泊を促す独自の優待キャンペーン「ディスカバー千葉」を始める。県内宿泊者に抽選で1人当たり最大5千円を払い戻す。当初は県内外からの集客を予定していたが、感染の再拡大を受け、当面は利用対象を県民に限定する。

 国の観光支援事業「Go To トラベル」と併用できる県の独自施策で、10月29日まで4回に分けて利用者を募集する。抽選に当選して県内のキャンペーン参加施設に宿泊すると、1人最大5千円が還元される。1回につき4人分まで応募可能。参加施設は、業界団体が定める感染防止ガイドラインを守るホテルや旅館、計262施設(4日現在)。

 県は6月補正予算で、延べ20万人分に相当する総額10億円の予算を確保した。予算が成立した7月3日時点では現在ほど感染が再拡大しておらず、県は全国からの誘客を狙っていた。

 利用対象を県民に絞った理由について、県観光企画課の担当者は「感染が拡大している状況で県域を越えた人の移動を積極的に促すのは困難。こういう時期だからこそ、県民に千葉県の魅力を再発見してもらいたい」と説明した。

 このほか県は、JR千葉支社と連携し、県内のJR線や路線バス、フェリーが2日間、乗り放題になるフリー切符を11月29日まで販売する。料金は大人3970円、子ども1980円で、県内主要駅の指定席券売機で販売している。同切符も感染状況を踏まえ当分の間、東京都区内からの往復乗車券とのセット販売を見合わせた。

 県内では8月、「Go To トラベル」対象の勝浦市内の旅館で従業員のクラスター(感染者集団)が発生。森田健作知事は8月27日の定例記者会見で「感染防止対策を実施していたと聞いている。ちょっとした隙にウイルスは忍び込むので、改めてガイドラインの徹底と感染防止をお願いしたい」と事業者に求めた。県独自のキャンペーン実施については「人の命が大事なのは当たり前だが、経済も大事。感染防止と地域活性化を両立させたい」と強調。東京都の感染者数が減少すれば、利用対象を県外に広げる考えを示した。


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