老朽化のため単独施設として建て替えの計画が進む千葉市民会館(同市中央区)について、市は基本計画案を示し、2032年度に供用開始とするスケジュールを明らかにした。新市民会館は5階建て、約1500席の大ホールを備え、事業費は約280億円と想定する。
基本計画案によると、想定事業費は将来の物価上昇を加味し試算した。JR千葉駅に隣接する整備予定地の取得費や基盤整備費は含まれていない。
大ホールは4階を舞台とし、4、5階に1500席規模の客席を設置。1階には約300席規模の小ホールを備える。3階は同駅からアクセスしやすい形を検討。女性用も含め十分な数のトイレを設ける。
基本理念は「ひとが集い、まちを育み、文化をつむぐ」。同駅に隣接する立地を生かし、文化芸術活動と交流を生み出す拠点を形成。回遊性と滞在性の向上を目指す。
JR東千葉駅近くに位置する現在の市民会館は1973年に開館。法定耐用年数の47年を超え、経年劣化が激しい状態だ。
建て替えは当初、JR東日本との複合ビル案で、約120億円と試算されていた。建築費高騰のため同社は2023年、計画の見直しを求め、市は25年に単独施設の方針に転換した。
◆8月17日までパブコメ
市は基本計画案に関するパブリックコメント(意見募集)を実施中。期限は8月17日までで、郵送や持参、メールなどで受け付けている。
(大村慧)









