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<印西・貯水槽に男性遺体>別の場所で殺害か 遺体は成田の46歳男性と判明 周辺住民「信じられない」

遺体が見つかった現場付近を調べる県警の捜査員=28日午後2時25分ごろ、印西市
遺体が見つかった現場付近を調べる県警の捜査員=28日午後2時25分ごろ、印西市

 印西市の防火貯水槽内で左足首が切断された男性の遺体が見つかった事件で、県警は29日、男性が成田市はなのき台3、会社員、宮内孝介さん(46)で、司法解剖の結果、死因は左右総頸(けい)動脈損傷による出血性ショックの疑いがあると発表した。現場周辺には傷の状況に見合う血痕がなく、県警は宮内さんが別の場所で殺害された可能性があるとみて捜査を進める。

 県警によると、全身には複数の傷があり、首の切り傷が致命傷になり得る損傷だった。宮内さんは16日午後3時ごろに1人で外出した後に行方不明になっており、遺体の状況から24日ごろまでに殺害されたとみられる。左足首は死亡後に切断された可能性があるという。

 宮内さんと同居する妻は24日、成田署に行方不明届を提出しており、27日午前中には県警本部に宮内さんがトラブルに巻き込まれているとの通報が寄せられていた。

 県警の捜索で28日午前11時5分ごろ、印西市小林の防火貯水槽内に宮内さんが浮かんでいるのが見つかり、現場で死亡が確認された。県警は遺体の状況などから殺人、死体損壊・遺棄事件と断定し、印西署に捜査本部を設置。トラブルの内容や交友関係を調べている。

◆「信じられない」 被害者知る周辺住民

 宮内さんは新興住宅街にある2階建てアパートに住んでおり、宮内さんを知る周辺住民からは「信じられない」などと驚きや悲しみの声が上がった。

 30代女性によると、宮内さんは近隣住民をバーベキューに誘うなど周囲を気に掛けていたという。「いつも向こうから話し掛けてくれる明るい人。何かの間違いであってほしい」と声を落とした。

 別の女性は、引っ越してきた際に宮内さんから「何かあったら聞いてね」と優しく声を掛けられたのが印象的だと振り返った。宮内さんは接骨院の開業を目指し「実現したら来てよ」と周囲に話していたという。「最近見かけた時も変わった様子はなかった。信じられない」と戸惑いを隠さなかった。


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