逮捕男は付属病院研修医 実習で学生指導か 「人として許されぬ行為」 集団強姦で千葉大会見

 飲み会に参加した20代の女性に乱暴したとして、千葉大学医学部の男子学生3人が逮捕された事件で、千葉県警が5日、事件に関与したとして新たに逮捕した医師の男は、同大医学部付属病院(千葉市中央区)に勤務する研修医であることが6日、分かった。同日、同大が緊急記者会見を開き明らかにした。同大は「人として許されない行為。非常に大きな責任を感じており、申し訳ないという言葉しかない」と謝罪。医師は、学生が参加する病院実習では指導的立場だったという。

 事件を巡り、県警はこれまでに集団強姦致傷容疑で、いずれも同大医学部医学科5年の吉元将也(23)、山田兼輔(22)、増田峰登(23)の3容疑者と、準強制わいせつ容疑で同院研修医の藤坂悠司容疑者(30)を逮捕している。

 同大によると、藤坂容疑者は今年4月から同院に勤務。週4日、非常勤職員として食道・胃腸外科で働きながら研修を受け、学生の臨床実習では指導教員をサポートする立場だった。学生の診療に「こうしたほうが良い」と手助けする役割でもあり、吉元容疑者ら3人とは実習で知り合った可能性が高いという。

 3人は今年8月下旬から実習に参加していたとみられ、会見した同大の中谷晴昭筆頭理事は、飲み会が「(実習の)打ち上げだった可能性もある」と説明。藤坂容疑者の勤務態度や3人の成績などに問題はなかったという。

 同大は今後、調査委員会で詳しく調査し、懲戒委員会で4人の処分を決定する。中谷筆頭理事は「人として、医師として、医師を志す者としてあってはならないこと。非常にショックを受けている」と述べ、「深刻に受け止めている。倫理教育をやってこなかったわけではないが、どういうものが効果的か考えていきたい」と話した。


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