医学部長「驚き」と「残念」 3月には監禁事件、「倫理考えて」訴えた矢先 千葉大生逮捕

 東大、慶大に続き、千葉大でも学生のわいせつ事件が発覚した。事件について“寝耳に水”だった大学側は22日、緊急に記者会見し、医学部内に調査委員会を立ち上げたことを発表。大学としての事実確認が進んでいない中、中山俊憲医学部長は「驚きを持っている。今後やっていかなければいけないことがたくさんあると考えている。非常に残念」とした一方で「調査委での調査を待って判断したい」と繰り返した。

 同大などによると、逮捕されたのは5年生の学生とみられるが、「警察から情報を集めて調査している段階」といい、学生の特定は「できていない」。飲み会は医学部生の実習後に開かれ、学生の他、指導的な立場の研修医も参加していたという。

 同大は同日、学内に事実関係調査のための調査委員会を設置。調査委で情報を収集した上で懲戒委員会にかけ、逮捕された学生の処分を検討することになる。被害者の特定を避ける理由から、調査委の結果は公表しない可能性もあるというが、会見で中山医学部長は「可能な限り、調査委で明らかにしたい。医学部生ということで非常に驚きを持っている」とし、調査の中身の公開は可能な限りする方針を示した。

 3月には同大学生による監禁事件も発覚。「学生にこういう事件があったと説明しあらためて倫理を考えて行動するように指導した。入学式でも指導した」(渡辺誠理事)矢先の事件。渡辺理事は「このようなことは誠に遺憾で、世間の皆さまに心よりおわび申し上げる。今後事実関係を含めて調査を進め、全面的に協力していく」と謝罪した。

 一方、同大は同日、ホームページ上に徳久剛史学長名で「本学としては誠に遺憾であり、心よりおわび申し上げる。警察からの調査依頼等には全面的に協力していく」とのおわびを掲載した。


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