ちばの選挙

期日前投票始まるも… 「入場券ない」電話殺到 突然の解散で間に合わず 県内選管「なくても投票可能」 【衆院選ちば2017】

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市原市役所に開設された期日前投票所。入場券の到着が遅れたためか、投票者数の出足は前回衆院選を下回った=12日、市原市国分寺台中央1
投票所整理券が「14日頃までに届く見込み」と告知する柏市のホームページ

 22日投開票の衆院選で、公示翌日の11日から期日前投票が始まったにもかかわらず、千葉県内複数の自治体で投票所入場券が有権者に届いていないことが12日、分かった。突然の解散で印刷などの対応が間に合わなかったのが原因で、各選管は「入場券がなくても、本人確認できるものがあれば投票は可能」などと呼び掛けている。

 市原市選管では、解散日程が判明した9月中旬から準備を本格化し、入場券の印刷を業者に依頼したが、多忙を理由に断られ、他の業者へ発注することに。こうしたタイムロスで郵便局への持ち込みが公示日の10日となり、入場券の到着が遅れる事態となった。

 担当者は「急ぎで進めてきたが、結果的にご迷惑をお掛けして申し訳ない」と陳謝。有権者から問い合わせの電話が相次ぐ中、「今週中には届くが、入場券がなくても、マイナンバーカードなどを持参すれば投票できる」としている。

 期日前投票が始まった11日、同市役所に設置された期日前投票所で投票を済ませた有権者は144人。入場券が行き渡った状態で行われた前回衆院選の期日前投票初日の人数より約100人少ないといい、同市選管は入場券の到着の遅れが響いたとみている。

 衆院選と市長選の投票日が重なった柏市でも、投票所入場券の発送が通常よりも遅れた。同市選管は「突然の解散で、印刷所への発注が殺到した影響。ご心配をお掛けしているが、14日までには全有権者の手元に届く予定」と説明している。

 同市選管によると、従来は公示翌日に有権者へ届くよう準備を進めるが、今回は解散のタイミングが読めず、9月19日に印刷業者へ発注。当初は11月に実施される予定だった市長選の前倒しを想定し、市長選との兼用整理券も同時に手配したという。

 公示日に職員が全有権者分の入場券を郵便局へ持ち込んだが、12日時点で複数の有権者から「入場券が届かない」と問い合わせが寄せられた。担当者は「通常は投票啓発の狙いもあり、早めに発送している。公選法は『公示後の速やかな発送』と定めているので、問題はない」と話した。

 ほかにも複数の自治体で入場券の到着に遅れが出ている。