任期満了に伴う松戸市議選（定数４４）は１４日告示され、定数を２４人上回る６８人が立候補を届け出た。定数４６、立候補者６２人で争った４年前の前回を上回る激戦が展開されている。６月の同市長選で本郷谷健次氏が初当選し、１６年ぶりに新市長が誕生してから最初の市議選。本郷谷市長の支持・不支持を鮮明に打ち出している陣営も多く、立候補者本人の力量だけではなく、「現市政に対する審判」の様相も呈した市議選となっている。

　立候補したのは現職３５人と新人２７人、元職６人。現職は７人が今期限りの引退または不出馬となり、本郷谷市長を含む４人が市長選への立候補のため失職。元職６人のうち３人がこの市長選に落選した人で、市議への返り咲きを期す。新人の大挙出馬も今回の特徴。２７人中２４人がこれまで立候補の経験がない“初陣組”だ。

　党派別内訳は民主１１人、公明１０人、共産５人、自民、社民、みんなが各２人、無所属３６人。女性は１３人が立候補した。民主は前回の５人から大幅増の布陣。みんなが初参戦する。