幕張メッセに「1000床」検討 感染爆発なら臨時病院 中小企業支給は100億円 新型コロナで千葉県補正予算案

幕張メッセ
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 千葉県は22日、新型コロナウイルスの感染拡大に対応し、県内中小企業(個人事業主含む)への支援金と、爆発的な感染が起きた場合に県有施設を臨時病院にする費用を盛り込んだ総額130億円の一般会計補正予算案を発表した。全額を臨時交付金などの国庫負担で賄う想定。臨時病院は、自民党県議団が提案した幕張メッセ(千葉市美浜区)の活用案を軸に検討。開設する場合は、症状が中程度の患者用にベッド千床を置く構想だ。今月末に開催を見込む臨時県議会に提案する。
 
 中小企業支援金は表明済みの施策。1~7月の売り上げのうち1カ月分が、新型コロナの影響で前年の半分以下なら対象。一律10万円を支給し、県内に事業所を借りている場合は最大20万円を加算する。6万~7万件の申請を想定し、100億円を用意する。
 
 メッセの一部ホールの使用案が軸となる臨時病院は、特別措置法に基づき設置が可能で、国の補助金と交付金を充てる想定。県は「患者が抑制され、既存病院の病床で足りれば開設しない」としつつ「もし爆発的な感染拡大となれば今から準備しておかないと間に合わない」と説明。医師、看護師らの人件費・宿泊費、ベッドや酸素吸入器といった資機材費などで計30億円の予防的な計上となる。
 
 開設する場合は最速で5月中旬以降。メッセは、会場となる五輪・パラリンピックの延期やコロナの影響で空きスペースが多い。
 
 県によると、県内病院で確保めどが立ったのは約390床。1700床(臨時病院含まず)に拡大を目指す。軽症・無症状者用にはホテル2千室確保が目標。
 
 県はコロナ対策で追加の補正予算措置も取る構え。今回の補正案には、資金を借りる中小企業に国資金で利子補給を3年間実施するための枠も設定した。


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