市内店で使える2000円券 事業者融資も拡充 浦安市緊急対策

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、浦安市は22日、市単独の緊急対策として、市内店舗で利用できる2千円の「応援チケット」を市民に配布するなどの支援策を明らかにした。事業費は総額約14億円。また、売り上げが減少している事業者の経営安定化を図るため資金融資の上限を1500万円から3千万円に拡充した。

 内田悦嗣市長は臨時に記者会見を開き、これまで市が実施した対策と合わせた26事業を発表。財源は国や県からの交付金なども見込み、生活の支援対策や、中小企業への支援などを中心に施策を盛り込んだ。

 地域経済、市民生活の支援として市内店舗のみで使用できる1人2千円の「地域応援チケット(仮称)」を配布する。対象店舗は検討中だが、内田市長は「コロナ終息後にも使えるチケットにしたい」と長期的な支援を想定している。

 感染防止のために事業を休業、縮小した障害者日中一時支援事業所には運営費の一部を補助。経営基盤が厳しい事業所もあると見込み、市独自での補助を決めた。他にも感染防止のため、聴覚障害者へ手話通訳者が派遣できない場合、自身のスマートフォンなどで遠隔手話サービスができるよう体制も整える。

 小中学校の臨時休校が続く中、子どもたちへの学習支援では、家庭でも学習ができるようタブレット端末約1500台を貸し出す。市では特設サイトを設けて、学校の先生からの応援メッセージや学習用動画を公開している。

 ほかにも児童手当の独自加算▽障害者就労支援対策給付金の創設▽任意休園の保育料返還▽介護保険デイサービス事業所への補助金-などの対策を公表。不急な事業の停止や、財政調整基金により財源を確保する考え。

 内田市長は「長期化に耐えてもらうため、企業には融資制度の拡充を通じてまずは支援する。(協力金などは)今後必要があれば考えていきたい」と説明。「市民の安全確保を第一に、感染状況などに応じて時期を逸することなく対策を行いたい」と話した。


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