引き継ぎミス、健康観察せず 千葉県内で自宅療養2人死亡 新型コロナ

健康観察などが適切に行われていなかったとして謝罪する県担当者=9日、県庁
健康観察などが適切に行われていなかったとして謝罪する県担当者=9日、県庁

 県は9日、新型コロナウイルスに感染し死亡したとして同日発表した60代男性と50代男性について、自宅療養中に保健所の引き継ぎミスや業務の逼迫(ひっぱく)で健康状態の把握ができていなかった期間があったと明らかにした。

 県によると、60代男性は8月13日に陽性が判明し自宅療養となったが、17~24日の8日間、本人や家族に電話がつながらなかったにもかかわらず、保健所の業務が逼迫し自宅を訪問できなかった。

 同25日も電話がつながらず、保健所の担当者が訪れたところ、部屋の電気がついていたため不審に思い警察に通報。自宅の中で倒れている男性が見つかり、死亡が確認された。

 50代男性は保健所から県庁への引き継ぎができておらず、8月28~30日、健康状態の確認ができていなかった。同31日に連絡を試みたものの電話がつながらず、9月1日に自宅で亡くなっているのが見つかった。

 県内の自宅療養者は8月23日時点で約1万人。1カ月間で約10倍に膨れ上がっている。県担当者は「自宅療養者が増え業務が多忙になっていた。十分な健康観察を行えず大変申し訳ない」と謝罪した。

 熊谷俊人知事は「感染者が急増し、保健所業務が逼迫した中で適切な健康観察等が行えず申し訳ない。保健所の事務手順を再確認し再発防止する」と述べた。


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