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新型コロナウイルス情報

ロッテ集団感染 窮地突破へ熱いエール 「共に乗り越えよう」 優勝願いファン一丸 

「コロナ禍を共に乗り越えよう」という横断幕を掲げ、声援を送る千葉ロッテのファン=6日、千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアム
「コロナ禍を共に乗り越えよう」という横断幕を掲げ、声援を送る千葉ロッテのファン=6日、千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアム
報道陣の取材に応じる千葉ロッテの松本尚樹球団本部長=6日、ZOZOマリンスタジアム(代表撮影)(共同)
報道陣の取材に応じる千葉ロッテの松本尚樹球団本部長=6日、ZOZOマリンスタジアム(代表撮影)(共同)

 プロ野球の千葉ロッテマリーンズで6日、新たに7選手を含む11人の新型コロナウイルス感染が判明した。リーグ優勝が懸かるシーズン終盤で主力選手の離脱という異例の事態の中、チームは本拠地でオリックスバファローズと対戦。球場に駆け付けたファンからは「今まで以上に熱いエールを送りたい」「若い力で窮地突破を」と声が上がった。

 6日午後6時、予定通りに試合が始まった千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアム。スタンドには「コロナ禍を共に乗り越えよう」と書かれた横断幕が掲げられ、マスク姿のファンが選手に拍手を送った。

 急きょ1軍へ昇格した選手のグッズを持って駆け付けた会社員の渡辺千賀子さん(45)=千葉市稲毛区=は「球団内の感染者が増えてしまうことだけが心配。藤原恭大選手ら若い力で窮地を突破してほしい。優勝を目指して応援する気持ちは変わらない」と笑顔を見せた。

 週2回ほど球場で観戦している東京都江東区の会社員、平田敏さん(50)は「念願のリーグ優勝が見えてきたタイミングでの感染は、球団も選手も本当につらいはず。誰も悪くない。いつも以上に熱いエールを送りたい」と意気込んだ。

 優勝争いをする地元球団の観戦に親子で初めて訪れた鈴木静香さん(36)=千葉市花見川区=は「感染した選手が後遺症なく回復してくれることを願う。2軍で頑張ってきた選手が、新しい環境で活躍してくれたらうれしい」と期待を込めた。

 東京都内から海浜幕張駅へ通勤しているという男性会社員(26)は「ロッテがクラスター(感染者集団)になったと聞き、まだまだ感染予防の気は抜けないと思った。観客との接触はないと思うが、どうか他の球団に広がらず収束してほしい」と語った。

 試合中止を心配しながらも来場した市川市の宮崎秀勝さん(80)は「球団もコロナには十分気を付けていたと思うので、少し運が悪かった。試合に出られる選手がいる以上は、離脱した人のためにもチームで団結して頑張ってほしい」と願った。

◆対策徹底も限界 移動多くリスク直面

 「コロナは恐ろしい、と改めて感じた」。ZOZOマリンスタジアムで取材に応じた千葉ロッテの松本尚樹球団本部長は痛恨の表情で語った。6日に判明した陽性者11人の感染経路は不明。4日に受けたPCR検査から48時間前の行動を調査したところ、陽性の全員が自宅とZOZOマリンを車で往復した以外の外出はなかった。

 「対策は徹底的にやった」と松本球団本部長。遠征中の外食を制限、時には禁止をし、ZOZOマリンでの試合の際にも、選手食堂では向かい合わせで座ることを禁止するなどの対策を取ったが、限界があった。岩下投手の濃厚接触者4人は、札幌遠征の際に乗った飛行機で同投手の近くに座ったことで認定された。集団行動が多いプロ野球チームの感染対策の難しさが浮き彫りになった。

 9月24、26日に実施した定期的なPCR検査では全員が陰性だったが、わずか1週間あまりで感染が拡大。球団は新たに控え選手やベースコーチのマスク着用を試合中に義務付けることを決めたが、9日には福岡に飛行機で移動して試合に臨む。パ・リーグは長距離移動が多く、感染リスクにさらされながらのシーズンが続く。

◆「コロナに負けるな」 応援タグがトレンド入り

 千葉ロッテマリーンズの選手らが新型コロナウイルスに感染したことを受け、短文投稿サイト「ツイッター」には、ハッシュタグ「#コロナに負けるな千葉ロッテ」を付けた応援メッセージが多数寄せられ、ツイッターで「トレンド」として表示された。

 ハッシュタグは6日朝ごろから広がり始め「復活を願ってます」「俺たちがついてるぜ」などとチームや選手を激励するファンの書き込みが相次いだ。「敵味方関係ない」と他球団のファンも書き込んでいた。6日午後2時ごろまでに、約6千件の応援メッセージが寄せられたとみられる。


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