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「子ども1人」は要注意 外出自粛で見守り減懸念 市民主役の防犯提唱 安全インストラクター武田信彦さん(42) 新型コロナ

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う不要不急の外出自粛により、地域の見守りの目が減り犯罪の発生が懸念される中、安全インストラクターとして「市民主役」の防犯を提唱し、千葉県内でも講師を務めた経験がある武田信彦さん(42)が、子どもと女性の安全を守るためのポイントをまとめた。外出自粛期間中は屋内外を問わず、犯罪者が付け入る隙となる1人の場面が従来よりも増えるとして、自衛意識の向上を求めるとともに「助け合いの気持ちを忘れないでほしい」と呼び掛けている。

 県内の学校で広がった休校延長の動き。子どもは自宅で過ごす時間が必然的に長くなり、家庭の事情などにより、子どもだけで外出する機会が増えることも想定されている。

 外出自粛の影響で地域の見守りがこれまで通りに機能しない中、武田さんは買い物時や通院時に可能な限りの「ながら見守り」を行うことが大切と指摘。保護者によるサポートに加え、子ども自身も単独行動の回避や逃げ込める場所の確認に努めるべきとした。

 女性の防犯では、道路や公園、集合住宅の敷地などでも周囲の目がなく、1人になる場面は注意が必要という。「逃げる」と「伝える」の二つの役割がある防犯ブザーを持ち歩くのが有効で、帰宅する際も「玄関の鍵をかけるまでは外にいるという認識を持たなければならない」と強調した。

 一方、在宅時は侵入犯罪への警戒が欠かせない。宅配や不動産業者、警察、保健所を装う不審な訪問があった際は対応せず、換気などで窓を開けた際も油断は禁物。インターネットの利用時間も増加するとして、個人情報・プライバシーの管理徹底を求めた。

 武田さんは「街中では見守りの目がだいぶ減っている。感染防止が第一だろうが、助け合いの気持ちを忘れないでほしい」と訴えている。

◇たけだのぶひこ 大学在学中に国際的な犯罪防止NPOの活動に参加。市民の視点で安全を伝えるプロジェクト「うさぎママのパトロール教室」を主宰する。子どもの防犯に関する著書もあり、県内でも市民防犯に関する講演を行っている。東京都在住。


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