無許可で埋め立て容疑 いすみの会社経営者逮捕

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いすみ署に入る鶴岡容疑者=14日午前8時29分
いすみ署に入る鶴岡容疑者=14日午前8時29分

 千葉県警生活経済課といすみ署などは14日、県残土条例違反(無許可埋め立て)の疑いでいすみ市国府台、土木会社「ウェスト・コーポレーション有限会社」経営、鶴岡泰彦容疑者(62)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年9月ごろから11月6日ごろまでの間、県の許可を受けず、同市大野の休耕田に建設現場から出たとみられる土砂約1万2千立法メートルを運び込み、約5100平方メートルを埋め立てた疑い。

 同条例では3千平方メートルを超える埋め立ては県の許可が必要。同課によると、「土砂を搬入したことは間違いないが、面積が3千平方メートルを超えた認識はない」と容疑の一部を否認している。遅くとも同3月ごろから埋め立てをしていたとみられ、現在も土砂はそのままだという。5月に市民から同署へ情報提供があり、捜査していた。

 同課は、市内の複数カ所で同様に埋め立てを行っていたとみて裏付けを進める。県は2カ所の土砂を撤去するよう計6回行政指導したが、従わなかった。

 今回の現場から約4キロ離れた同市国府台では山林などを埋め立て、同10月ごろには土砂が落合川に大量流出。約40メートルにわたって川をふさぎ、川幅が最小部で1メートルほどになった。県は今年1月に土砂撤去の作業計画を提出させたが作業が進まず、河川の安全管理のため6月までに県が撤去する予定。