アカハラ認定 教授減給 千葉大「学生に強い恐怖」

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 千葉大学は9日、指導相手の女子学生に対し、高圧的に叱ったり、怒りのメールを繰り返し送ったとして、大学院園芸学研究科(松戸市の松戸キャンパス)所属の60代男性教授を減給約40分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。指導の範囲を超えた「アカデミックハラスメント」に当たると判断したという。

 千葉大によると、昨年5月、20代の女子学生2人から相談があり、内部委員会で調査。男性教授が2016年10月ごろから昨年6月にかけて2人を研究室内で何度も叱り、うち1人に対しては送別会の内容を巡って3日間にわたり深夜早朝を問わずメールを送って、強い恐怖感や不快感を与えたと認定した。

 男性教授は「不快や恐怖を与える行為ではない」とする弁明書を提出している。15年には別の学生から「指導時に声を荒らげる行為をやめてほしい」との申し立てを受け、口頭厳重注意を受けていたという。

 千葉大は、本年度中に全学生を対象にハラスメントを受けていないかのアンケートを行い、各教職員の自己点検にも取り組むと説明。徳久剛史学長は「今回の事案発生は誠に遺憾。現状確認や予防に努める」とのコメントを出した。