オットセイ保護 いすみの海岸で衰弱 鴨川シーワールド

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 鴨川シーワールド(鴨川市)は27日、いすみ市の海岸でメスのキタオットセイを保護したと発表した。衰弱していたが、快方に向かっており、回復を待って放流する考え。

 同館によると22日午前9時半ごろ、同市岬町和泉の海岸で通行人が発見。体長110センチ、体重31・9キロある成獣で、外傷はなかったが食欲がなく、脱水症状もみられるなど衰弱していた。同館で保護・搬入し、口から胃へカテーテルで水分等を流し込んだり、抗生剤を注射して経過観察。翌23日からは餌を食べ始めた。

 キタオットセイは沿岸から遠く離れた海域で生活しており、繁殖期以外は上陸しない。12~5月に銚子沖で回遊中の群れをみることができ、同館広報担当者は「餌が採れずに衰弱して、群れから離れてしまったのではないか」としている。

 同館は2006年9月にも、埼玉県川越市で発見されたキタオットセイを保護し、回復させ銚子沖に放流している。