現場周辺のみならず社会を震撼(しんかん)させた事件の裁判が27日、千葉地裁で始まった。2人が死傷した柏市の連続通り魔事件。竹井聖寿被告(25)ははっきりした声で起訴内容を認め、裁判の争点は量刑に。検察側は「金目当ての犯行」と精神疾患の影響を否定し、弁護側は「ネット仲間に自分の存在を誇示するため」などと主張した。発生から約1年2カ月。今も現場周辺に事件の影響が残る中、動機の解明に注目が集まる。
午前10時過ぎ、竹井被告は上下黒色のスーツに茶色のサンダルを履いて出廷。逮捕当時の茶髪は黒髪に変わり、裁判官が入廷すると立ち上がってゆっくり一礼した。罪状認否では伏し目がちで証言台の前に立ち、「間違いありません」とやや早口に答えた。
検察側は冒頭陳述で、「動機は単なる金目当て。竹井被告は生活費や遊興費を通行人から奪おうと考えた」と主張。竹井被告は2013年2月ごろから1人暮らしで、生活保護を受給していた。「昨年2月にはうそのもうけ話でインターネット仲間から現金65万円を受け取ったが、入れ墨代などで使い込み、事件当日の所持金は1万数千円だった」と述べた。
一方、弁護側は「竹井被告はネットに依存して...
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