【速報】幕張新駅は「幕張豊砂」に決まる JR京葉線の新習志野-海浜幕張間、公募で選出

幕張新駅名を発表するJR千葉支社長・中川晴美氏
幕張新駅名を発表するJR千葉支社長・中川晴美氏
名称が決まった幕張新駅のイメージ図(JR東日本千葉支社提供)
名称が決まった幕張新駅のイメージ図(JR東日本千葉支社提供)

 JR東日本千葉支社は29日、京葉線の新習志野-海浜幕張間で、2023年春開業予定の新駅名を「幕張豊砂(まくはりとよすな)」にすると発表した。千葉市在住、在勤、在学者を対象に公募した全1万4715件、4371種類の候補から選出した。JR東の駅名公募は、20年3月に開業した山手線高輪ゲートウェイ以来2駅目。

 中川晴美支社長は「“幕張”は、利用者への分かりやすさを意識。新駅(改札口側地区)が位置する“豊砂”を加えることで周辺住民に愛着を持ってもらいたい」と駅名に込めた思いを語った。

 公募は6月に実施。同駅名は応募総数の13位で104件の応募があった。1位は1887件で「幕張新都心」だった。

 1位の駅名を選ばなかった理由を中川支社長は「幕張新都心だと、海浜幕張駅周辺を連想させ、利用客に誤解を与えやすいという懸念があった」と述べた。2位は482件の「新幕張」。3位は「幕張ゲートウェイ」で303件だった。

 幕張豊砂駅は、駅用地前で大規模商業施設を展開するイオンモールと千葉市、県で構成する幕張新都心拡大地区新駅設置協議会(代表・神谷俊一市長)が18年4月にJR東と基本協定を締結して設置が決定。20年7月に駅舎などの本格工事に着工した。費用負担割合はイオンモールが2分の1、千葉市、県、JR東が各6分の1。概算事業費は約115億円を見込んでいる。

 JR東は当初、駅名は同協議会の意向を参考に同社が決めるとしていたが、公募に変更。候補の中から同社が駅名を選定した。


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