“気軽な”交流の場に 西千葉でカフェ経営・太田輝さん、恵さん 【ひと模様】

 千葉大学近くの「ゆりの木通り」に昨年4月、カフェ「feel free coffee.」をオープンした。「気軽に」を意味する店名の通り「お客さん同士が知り合って、おしゃべりを楽しめる場所にしていきたい」と願っている。

 会社員だった輝さんと美容師だった恵さん。カフェ巡りが趣味で店を持つのが夢だったという2人。「歩いて物件を探す中で直感で決めた」(恵さん)店舗には2人の「好きのエッセンス」が詰まっている。

 通りに面した窓は大きく開放的。店舗入って右手に「1人でゆっくりしたい人向けに」とカウンター席、左手に「ワークショップも開けるように」と4人掛けのテーブル席二つを設けた。シナノキを使用し、白を基調にした内装で落ち着いた雰囲気を醸し出している。

 広告サインは入り口床の店名プレートと、ミルクピッチャーを模したロゴマーク入りの仮設スタンド看板。控えめながらカフェの存在感を示す上質さが景観広告の可能性を示す好例と評価され、千葉市都市文化賞2020の景観広告部門で優秀賞に選ばれた。

 商品にもこだわる。コーヒーは高品質の豆を3~4種類常備。注文が入ってから豆をひき、丁寧にハンドドリップでいれる。きび砂糖を使ったマフィンは6種類程度を毎日焼き上げる。子どもも楽しめるように、コーヒー以外のドリンクも充実させた。

 開店から2カ月間は新型コロナの影響でテークアウトのみ。不安の船出だったが、恵さんは「近所の方が散歩ついでに寄ってくれ、常連さんになってくれた」と感謝する。輝さんは「大学生たちにもぜひ立ち寄ってほしい。地域に根差した店として、みんなの交流の場になれば」と楽しみにしている。営業は午前10時~午後6時。定休日は毎週水曜日と第1、3木曜日。


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