文化財の石塔刻印 初詣に新しい御朱印登場 東金・願成寺

石塔をかたどり新調された御朱印
石塔をかたどり新調された御朱印
願成寺境内に並ぶ3つの石塔。中央の石塔が御朱印で図案化された=東金市
願成寺境内に並ぶ3つの石塔。中央の石塔が御朱印で図案化された=東金市

 鎌倉幕府執権との関連が指摘されている東金市指定文化財の石塔を図案化した珍しい御朱印が、初詣に合わせ同市松之郷の「願成寺」で配布される。境内にある三つの石塔のうち、一つが御朱印の面いっぱいに精巧に再現されている。

 石塔は明治末期に近くの畑で見つかり、現在は境内で公開されている。鎌倉幕府執権などを務めた北条長時・久時・守時の3人の墓ではないかとの説があり、地元では「三介の墓」と呼ばれ親しまれている。円や三角形の五つのパーツを重ねた「五輪塔」のスタイルで、各部に梵字(ぼんじ)が彫られている。

 石塔は鎌倉時代の様式とみられるが、学術的な資料が少なく詳細がわからないといい、同寺は昨年研究会を発足。御朱印は調査の一環で作った実測図を活用した。同寺広報の遠山貴憲さん(31)は「願成寺の石塔は全国的に珍しく緻密で優美な装飾が施された逸品。これを機に多くの人に知ってほしい」と話す。

 来年元旦から配布する。問い合わせは同寺(電話)0475(55)2756。


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