越冬ミツバチ引っ越しピーク 東北から南房地域へ続々

越冬のため青森県から引っ越してきたミツバチ=28日、館山市
越冬のため青森県から引っ越してきたミツバチ=28日、館山市

 東北地方のミツバチの受け入れ作業が南房総地域で最盛期を迎えている。9月の台風15号で養蜂場が倒木などの被害を受けたものの、多くが復旧。ミツバチは4月頃まで温暖な南房総で冬を越し、個体数を増やして北へと戻る。

 例年、東北地方から約60の養蜂業者が訪れ、約2万匹が入った蜂箱約1万箱を千葉県内に持ち込む。うち半数以上が温暖な南房総地域で越冬する。

 28日には雨が降りしきる中、青森県八戸市の養蜂園「ひふみハニーファーム」から160箱の蜂箱が館山市内の山林などに運び込まれた。箱から姿を見せたミツバチは、元気よく周囲を飛び回っていた。

 今後、ミツバチは気温の上昇に伴って活発に活動し始め、菜の花やビワなど南房総の花々を巡る。館山市で約70年にわたり受け入れ作業を続ける「ひふみ養蜂園」の尾形玲子社長(61)は「今年はダニが多く発生した影響で全国的に蜂の数が少なく、試練の年になった。上手に越冬させ、春を迎えたい」と願った。


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