多色刷りの浮世絵版画である錦絵。江戸時代後期に成立し、美人画や役者絵で知られる一方、世の中の出来事や流行を伝えるメディアとしての役割もあった。こうした側面に焦点を当てた企画展「時代を映す錦絵 浮世絵師が描いた幕末・明治」が、国立歴史民俗博物館(歴博、佐倉市)で開かれている。激動の幕末に起こった疫病の流行や地震、戊辰戦争などの題材を通し、出版の規制をかいくぐって、いかに情報を伝えたのかを紹介する。...
歴博によると、錦絵は販売ルートの絵双紙屋が江戸市中に無数にあったことから、メディアとしての性格が強まった。天保の改革による出版統制を機に風刺画が成立。美人画など既成のジャンルをしのぐヒット作も出た。
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