雨戸に目張りした暮らし 初冬の民家 絵・文 道塚元嘉 【民家の四季】

 晩秋のころから葉が散り始める落葉樹は、忍び寄る初冬を感じさせてさみしい。朽葉色にきれいに染めてこずえに残る孤独な葉は、初冬の純朴なかやぶき屋根に風情を添える。自然と見事に調和した原風景に、思わず澄んだ虚空を見上げていた遠い日の記憶が鮮やかによみがえる。

 カラカラと音を立てて庭先で舞っていた落葉の音 ・・・

【残り 1343文字】



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