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新型コロナウイルス情報

千葉県内週末外出自粛要請 百貨店は臨時休業 銭湯、レジャー施設は苦渋

 新型コロナウイルスの感染拡大防止へ、県が2日に発表した県内全域での週末と夜間の外出自粛要請。すでに多くの企業がコロナによる打撃を受ける中、客の多い土日や仕事帰りの需要を見込む業界では影響の拡大が懸念される。県内の百貨店は相次ぎ土日の臨時休業を決定。銭湯業界からは利用者減少の長期化に不安の声が上がり、屋外レジャー施設も営業を継続するかどうか苦渋の判断を迫られている。

◆感染防止最優先

 そごう千葉店(千葉市)は2日、今週末と来週末の土日の全館休業を決定。柏高島屋(柏市)と東武船橋店(船橋市)は、今週末の土日、食料品売り場以外を休業すると発表した。

 これまで行ってきた営業時間の短縮に加え、週末の休業は来店客や売り上げにも響くが、各店は「感染拡大の防止が最優先」と口をそろえる。「不要不急」の外出には食料品など生活必需品の買い出しは含まれないため、柏高島屋は「駅直結でスーパー代わりの利用も多い。長期保存ができるレトルト食品などの品ぞろえを増やして需要に応える」としている。

 週末や平日夜に多くの来店を見込む銭湯からは不安の声が上がった。

 千葉市中央区のスーパー銭湯「笑がおの湯千葉寒川店」は、県の外出自粛要請に「仕方ない。(コロナが)いつ終息するか分からないのが不安。年末年始に次ぐ書き入れ時となるゴールデンウイークにも響きそうだ」と頭を抱える。

 同店の利用客は、3月中旬から高齢者を中心に減り始め、4月1日は平常時の半分に。館内の食事処の利用も減少し、「最悪の場合、休業になるかも」と危機感をあらわにした。

 同店は、コロナ感染防止に、館内消毒を徹底し、食事処の営業時間を1時間短縮。ただ、「消毒用アルコールが手に入りづらくなっており、従業員用のマスクも少なくなってきた」と不安を口にする。

◆廃業も懸念

 県内約40の銭湯が加盟する県公衆浴場業生活衛生同業組合は「週末は普段なら多くの客が遠方からも訪れる。後継者難もあり、この機会に廃業を選ぶ店も出てくるのでは」と懸念を示した。

 感染予防を講じて営業を続ける県内のレジャー施設も、対応に頭を悩ませる。マザー牧場(富津市)は、工房などの屋内施設を休止して営業を行っているが、今後の対応は検討中。他のレジャー施設からは「すぐに答えは出せない」「予防はしているが、お客さまと接する頻度が多い従業員の感染も心配」との切実な声が聞かれた。


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