年季の入った大きな木おけ、機械音が響くずっしりとしたタンク。どちらも作っているのは酢。鎌ケ谷市で酢を製造する「私市(きさいち)醸造」は、古来の製法と近代的な技術を駆使し、食卓に多彩な製品を届けている。
1922年創業。私市一康社長(59)で3代目となる。杉の大おけ30本を使い発酵する手法に加え、1968年から発酵プラント4基を導入。それぞれの特徴を生かして手がけるのは、職人が使うすし酢から家庭で用いる食酢やマヨネーズまで幅広い。
こだわり続けているのは、昔ながらの製法「大おけ仕込み」だ。杉材が豊かに香る大おけには、70年...
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