昨年の夏、ちば消防共同指令センター(千葉市中央区)に届いたのは小さな子どもの声だった。「お母さんが、頭痛いと言っています」。通報したのは当時4歳の長男。熱中症で倒れていた母を心配し、小さな手でスマートフォンを操作した。
(大村慧)
昨年7月8日の午後8時9分。千葉市若葉区の自宅リビングで、母の善山藍菜さん(34)は吐き気と手足のしびれに見舞われた。頭痛もあまりにひどく、思わず涙がこぼれた。
仕事は外の作業が多く、朝から直射日光にさらされていた。帽子をかぶり、水分も意識的に取っていたが、気象庁による...
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