核兵器を造るのも、使うのも、なくすことができるのも人間 廃絶に危機感「声上げて」 ノーベル平和賞・被団協、児玉三智子さん市原で講演 【戦後80年ちば】

被爆から80年となる広島原爆の日を前に、被爆体験を語り、核廃絶への強い思いを訴えた児玉さん=3日、市原市の五井会館
被爆から80年となる広島原爆の日を前に、被爆体験を語り、核廃絶への強い思いを訴えた児玉さん=3日、市原市の五井会館

 被爆80年となる6日の広島原爆の日を前に、昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の事務局次長を務める児玉三智子さん(87)=市川市=が3日、市原市で講演した。受賞を報告するとともに、自らの被爆体験と核廃絶に対する思いを語った。世界の核保有国を巡る不穏な情勢、唯一の被爆国でありながら核廃絶に消極的な日本の姿勢を憂慮。被爆者や戦争体験者の減少・高齢化に危機感も示し「核兵器を造るのも、使うのも、なくすことができるのも人間。声を出して行動すべき」と呼びかけた。

(佐藤大介)

◆なぜもっと早く

 児玉さんは、市原市の五井会館で開催中の「原爆の絵展」(4日まで)に招かれた。

 ノーベル平和賞は、何度も有力候補とされながら逃し続け、受賞の知らせには半信半疑。友人らの祝福メールで確信した。

 喜びの中で「なぜもっと早く、被団協の活動を引っ張ってきた人が存命のうちに受賞しなかっ ・・・

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