千葉銀行と横浜銀行の業務提携(千葉・横浜パートナーシップ=CYP)から5年。収益ベースの提携効果は359億円に達し、当初計画(200億円)を大幅に上回った。東京開拓の成果と新5カ年の展望を、神奈川新聞と3回にわたって検証する。
(千葉日報社・佐藤楓、神奈川新聞社・川島秀宜)
新型コロナウイルス禍からの経済再開で企業のM&A(合併・買収)が盛り返し、資金需要が高まる。横浜銀行は昨年、都内の人材サービス会社に対する5億円ほどの新規融資を勝ち取った。糸口は、提携する千葉銀行の紹介だった。
手がけたのは、横浜銀東京支店の尾上元諒・渉外課長代理(34)。「M&Aに積極的な企業ほどCYPに好感している」と明かす。新規開拓の目標は年間5社前後。毎月50~100社を訪問している。
商圏拡大を狙う都内企業は、近郊の不動産情報の収集にも前のめりだ。千葉銀も高齢者福祉大手の千葉進出を、横浜銀の仲介で支援できた。「一見は相手にされない都内で双方の既存ルートは強力だ」。千葉銀秋葉原支店の井手健人・支店長代理(34)も手応えを実感する。
◆エース結集
両行はお膝元でトップシェアを誇り、首都圏に営業網を張る地方銀行の「雄」。足元の人口減少とい...
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