2024年9月4日 05:00 | 有料記事

大企業から中堅、中小へ。環境に配慮するESG経営の裾野が広がっている。SDGs(持続可能な開発目標)達成を金融面で後押しするのが、サステナブルファイナンス(SF)だ。業務提携(CYP)する千葉銀行と横浜銀行が、地方銀行をけん引する。
2019年以降のCYPで最も高度で高額な協調によるSFが、リコーリース(東京)に対する2年前の「サステナビリティ・リンク・ローン」(SLL)だった。第三者の格付け機関から評価を取得したうえで、脱炭素化の目標達成度に応じて金利を優遇する融資だ。
もともと取引があった千葉銀が主導。地銀大手の両行だからこそ、メガバンクに匹敵する高額融資を実現できた。千葉銀アライアンス推進室の原丙午・主任調査役(43)は「SDGs達成を目指す両行の積極性も評価された」と振り返る。提携行によるSFのスキームとして注目され、横浜銀側の担当だった清水長晃・現東京支店渉外課長(36)も「業界にインパクトを残せた」。
◆知見を展開
両行のSFの起点は、19年に横浜銀が開発した ・・・
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