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笑顔で続けられる農業を JA千葉中央会・連合会 代表理事会長 松元善一氏 【千葉のトップが語る2026】

 私たちJAグループは消費者の皆さまの信頼に応える安全・安心な国産農畜産物を安定的に供給するため、農業従事者の方々への支援をはじめとした農業振興を最重点課題として取り組んでいます。さらに、地域や農業の実態に応じて、JAがさまざまな事業・活動を通じて地域の農業や生活を支える存在になるよう努めています。

 日本の食料自給率はカロリーベースで38%と、先進国の中で最も低く、6割以上を海外からの輸入に頼っています。今後も海外から安定的に食料を輸入し続けられるかという懸念があります。

 一方、国内農畜産業は不安定な国際情勢や長引く円安の影響から、輸入依存度の高い肥料や飼料、農業機械の高騰で、生産コストの高止まりが続いています。にもかかわらずコスト上昇分に見合った価格転嫁ができずに農業経営は圧迫され、国内の農業従事者も100万戸を割り、5年前から25%減少している現実があります。

 こうした農業を取り巻く厳しい環境の中、農家後継者を支え守り育て日本農業を持続させて行くことはJAグループの使命と考えます。

 現在、米価の高止まりが続き、消費者の皆さまにとって非常に厳しい状況ですが、米価が再生産可能となる水準を下回った場合、生産者は営農継続が困難となり、消費者の皆さまにお米をお届けすることが難しくなってしまいます。 

 JAグループは、生産者が安心してお米を作り続けられる農業経営ができ、消費者の皆さまにおいしいお米を、生産者も消費者も納得できる価格で安定供給していけるよう取り組んでまいります。

 また、「国民が消費するものは、できるだけ国内で生産する」という考えに基づき「国消国産」運動に取り組んでいます。国内で農畜産物を生産することの重要性をご理解いただき、消費者が「国産」を選んで食べることで生産者への応援となり、地域の農業を守ることにつながります。「買って応援、食べて応援」を合い言葉に、消費者の方々に地域の農業応援団になっていただけるようお願い申し上げます。

 令和6年12月に県・県教育委員会と食育推進に係る連携協定を締結しました。今後は県内の学校給食に関してJAが窓口となり、出盛り期の農産物を継続的に使っていただける仕組みづくりにも注力し、食育活動の充実に取り組んでまいります。
 
 私は、何より農家の方の笑顔が一番好きです。「地域の農業を支える」「人に信頼される」「時代と共に進化できる」の3要素を大切にし、後継者が途切れないような持続可能な農業を、早く実現したい。

 「農は国の基なり」JAグループだけの力では、とても実現することはできません。国や行政が、本格的に動いてくれることを強く望んでいます。

JA千葉中央会・連合会

◇住所 千葉市中央区新千葉3-2ー6
◇☎ 043-245-7300
◇事業概要 地域の農業を守り、消費者の信頼に応え、安全安心な農産物の安定供給により農家組合員の所得増大を支援