
千葉県内には、毎年多くの参拝客でにぎわう寺社から、静かに一年の無事を祈ることができる名所まで、さまざまな初詣スポットがあります。千葉日報オンラインでは有料会員・メール会員を対象に、新年の幕開けにふさわしい「おすすめの神社仏閣」に関するアンケートを実施。上位に選ばれた寺社をランキング形式で紹介します。1位は、全国でも指折りの参拝者数を誇る、あの場所でした。(デジタル編集部)

◆第5位 安房神社(館山市)
5位には、館山市の安房神社が入りました。創始は神武天皇が即位した紀元前660年とも伝えられ、地元に愛される古社です。タレントのさかなクンが参加する節分祭も人気です。
「玉砂利の参道を歩いていくと厳かな気持ちになります」
「飲食店をやっていてすごくご利益がある!」
「毎年の初詣や、子供達の七五三、ことあるごとに行っています」

◆第4位 上総国一之宮 玉前神社(一宮町)
4位に選ばれたのは、一宮町の「上総国一之宮 玉前神社」。神話に登場する玉依姫命(たまよりひめのみこと)が祭られていて、子授け・安産・縁結びにご利益があると言われます。「はだしの道」という場所があり、玉砂利を敷き詰めた道をはだしで回ると、運気が高まるのだとか。
「海辺で初日の出を拝んだあと、参拝するのに距離感がちょうどいいと思います」
「歴史も古く(平安時代中期の)『延喜式』にも載っている由緒正しき神社」
「甘酒が安くて美味しい。かわいいお守りが売っている」

◆第3位 妙見本宮 千葉神社(千葉市中央区)
第3位にランクインしたのは、千葉市中央区にある「妙見本宮 千葉神社」です。千葉氏ゆかりの神社として知られ、北極星や北斗七星を神格化した妙見信仰の総本宮とされています。千葉市のおよそ中心に位置し、毎年多くの初詣客でにぎわいます。
アンケートでは、人口密集地である県都の神社らしく、アクセスの良さを推薦理由に挙げる人が目立ちました。
「学問の神様といわれていて、子供の受験合格祈願や厄祓いにも行きました」
「雰囲気が良い、北斗七星が守ってくれそう」

◆第2位 香取神宮(香取市)
第2位は、東国三社の一社として知られる香取神宮。全国約400社の香取神社の総本社で、日本書紀に登場する武神「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」がまつられています。長い歴史を誇る格式高い神社で、森に囲まれた広大な境内と荘厳な社殿が、訪れる人を迎えてくれます。
アンケートでも、厳かなたたずまいに魅了されたという意見が寄せられました。
「砂利の緩やかな長い参道が好きです。社も厳かで、静かな気持ちになれます。厄落とし団子もお勧め」
「パワースポットとしても有名で、屋台も多く、参拝以外でも楽しめる」
「子どもの結婚式も香取神宮で行ったので縁がある」

◆第1位 成田山新勝寺(成田市)
堂々の第1位に輝いたのは、成田市の成田山新勝寺。全国的にも名高い寺院で、正月三が日だけで県内外から300万人が参拝に訪れるという、圧倒的な人気を誇ります。真言宗智山派の大本山としての厳かな格式と、参道のにぎやかな活気が調和している点が大きな魅力です。
「神聖な空気と圧倒的な建造物の力強さもおすすめです」
「参拝をすると心にも活気がみなぎるような、そんなお寺です」
広くて美しい境内も人気です。
「境内がとても広いので、大勢の参拝客がいても長く掛からずに拝むことができます」
「本殿だけでなく出世稲荷などもあり、学業、厄払い、健康長寿、縁結びと、目的に合わせてじっくりお参りできる」
参道では飲食店や土産店が150以上ひしめき合っています。創業100年超えの老舗も珍しくなく、参拝後の食べ歩きを楽しみにしている人も多いようです。
「参道も色々なお店があり、美味しいものを食べたり、お土産を買ったりして楽しめます」
「年に一度は成田山に行ってお参りして、鰻を食べて帰ってくるというのをルーチンにしています」
アクセスの良さも支持される理由。正月期間には例年、京成電鉄の「成田山開運号」や、JRの臨時特急「開運成田山初詣号」といった臨時特急が走り、遠くから訪れる人の利便性を高めています。
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初詣は、願い事をするだけでなく、気持ちを新たにする大切な節目ともいわれています。新しい年、あなたも千葉県内の寺社で、穏やかなスタートを切ってみては。
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さてここからは、読者の皆さんから寄せられた声をもとに、その他の寺社に集まった、会員コメントの一部を紹介します。いずれも地元人気の高い注目 ・・・
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