「地元観客の笑顔うれしい」 瞬間の熱、肌で感じる場 長く続け、音楽文化発信を LuckyKilimanjaroドラム担当 匝瑳出身・柴田昌輝さん 【千葉フェス新時代】(4)

ロッキンのステージで演奏する柴田さん(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025)=今年9月、千葉市中央区
ロッキンのステージで演奏する柴田さん(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2025)=今年9月、千葉市中央区
自身のフェスでの思い出や、音楽への思いを話す柴田さん=10月、東京都港区のドリーミュージック本社
自身のフェスでの思い出や、音楽への思いを話す柴田さん=10月、東京都港区のドリーミュージック本社

 大規模音楽フェスのうち「SUMMER SONIC(サマソニ)」と「ROCK IN JAPAN FES(ロッキン)」の会場になっている千葉県。これらのフェスで出演者として県内出身のアーティストも多数活躍している。バンド「Lucky Kilimanjaro(ラッキーキリマンジャロ)」のドラム担当、柴田昌輝さん(34)=匝瑳市在住=もその一人だ。柴田さんは千葉が舞台のフェスに出る魅力を「思い出のある土地で、観客の楽しそうな笑顔を見ると、うれしくなる」と語る。

(平嶋奏葉)

 ラッキーキリマンジャロは2014年、大学の軽音サークルで出会った男女6人組で結成したバンド。愛称は「ラッキリ」で、「世界中の毎日をおどらせる」というテーマを掲げ、野外フェスへの出演や全国各地でのコンサートツアーなど多彩な活動を繰り広げている。来年には、自身初となる東京・名古屋・大阪ホールツアーの開催が決定している。

 柴田さんは大学時代は千葉市稲毛区で暮らし、その後数度の転居を経て、今は出身地の匝瑳市に住んでいる。

 そんな柴田さんの思い出深い音楽フェスは、 ・・・

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