2025年9月20日 05:00 | 有料記事

水産系学科のある県立高校では、栽培漁業などの授業が行われている。写真はいすみ市沖でイサキの稚魚を放流する大原高校の生徒=2020年10月

千葉県教委は2026年度(来年4月入学)の県立高校入試から、水産系の3高校で通学が困難な遠隔地に住む生徒の募集を始める。出願条件を変更した初めての取り組みで、県内の受験生が対象。全国では県外からの生徒を受け入れている高校もあり、県教委の担当者は「来年度の状況を見極めながら、(27年度以降に)県外生徒の募集について検討する」としている。
(小野洋)
県教委によると、遠隔地の生徒を募集するのは銚子商業と館山総合の海洋科、大原(いすみ市)の総合学科(海洋科学系列)。26年度入試では、3校に通学しにくい京葉・東葛地域などに住む県内生徒の受け入れを想定している。
◆身元引受人が条件
これまでは保護者と一緒に住んでいる住所から通学することが原則だった。26年度入試からは、緊急事態 ・・・
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