大型犬に13発発砲、射殺 かまれて3人負傷 松戸署

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現場の住宅地路上で発砲された銃弾を探す松戸署員=14日午後3時ごろ、松戸市稔台

 14日未明、松戸市の住宅街の路上で、通行人らを次々襲った大型犬に松戸署員3人が拳銃計13発を発砲し、射殺した。発砲によるけが人はなく、犬にかまれた3人がけがをした。同署は「緊急避難の発砲で、現時点で適正かつ妥当だった」と話している。

 同署によると13日午後9時40分ごろ、同市日暮8の路上で10代の男子大学生が右腕を犬にかまれたという110番通報があった。駆けつけた署員が飼い主とみられる無職男性(71)から事情を聞いたところ、午後7時台に餌を与えてから犬の行方が分からなくなっていることが分かった。

 飼い主と署員ら約50人で付近を捜索したが犬は見つからず、14日午前2時ごろ、同市日暮3でアルバイトの女性(23)が襲われたという通報があった。約30分後、見つけた飼い主に犬が覆いかぶさっているところを発見した署員3人が飼い主の了解を得て、男性警部補(55)が5発、同行の男性巡査部長(47)5発、男性巡査(27)3発をそれぞれ発砲し射殺した。

 犬は7歳の雄の紀州犬で体長122センチ、体高58センチ。かまれた大学生、女性、飼い主は腕にけがを負った。濱元副署長は「一般の方がすでに襲われ、被害の拡大が予想された緊急避難の発砲で、現時点で適正かつ妥当だった」と話している。

 14日午後、現場付近では同署員が発砲された弾の捜索を行った。近所の女性(73)は「パンパンと何回も音が鳴って、びっくりして起きた。最初はパンクや爆竹かと思った。その後、犬がギャンギャン鳴く声が聞こえたがぴたりと止まった。怖くて見には出られなかった」と話していた。