初詣 新たな年の幸せを願って 千葉県内神社仏閣ガイド

 間もなく新しい年を迎える。正月に初めて神社や寺に参詣し、その一年の幸を祈願する初詣。健康や家内安全、商売繁盛、厄よけ祈願…。人々の思いはさまざまだろう。来年も良い年になりますように-。毎年、にぎわいを見せる県内の神社・仏閣を紹介する。

 ◇千葉エリア

◆千葉神社(千葉市中央区)
 千葉のまちの礎を築いたとされる豪族「千葉氏」が代々信仰した神社として知られる。主祭神は北極星の神「天之御中主大神(あまのみなかぬしのおおかみ)」=北辰妙見尊星王(ほくしんみょうけんそんじょうおう)。新社殿は厄よけ開運・八方よけ・身上安全の御神徳があり、菅原道真を祭る旧社殿(千葉天神)は受験合格・学業向上の御利益がある。

 三が日は毎年約60万人が訪れ、3日には千葉市鳶伝統文化保存会による恒例の「はしご乗り」が披露される予定。午前8時半から神前祈願を受け付ける。

 ◇千葉市中央区院内1の16の1、JR千葉駅・東千葉駅から徒歩10分。近隣に有料駐車場あり。(電話)043(224)2211。

◆稲毛浅間神社(千葉市稲毛区)
 富士山を神と信仰する古社で、808年に創建と伝わる。千葉常胤以来、代々千葉氏の信仰が厚かったことが古記録からうかがえる。主祭神は安全子育ての神「木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)」。

 参道は富士登山道にならって三方に設け、社殿は富士山と向かい合って建立されている。境内の松林は千葉市指定天然記念物に指定され、隣接の稲毛公園とともに海岸の面影を残している。

 元旦には五穀豊穣・国民安寧を祈願する歳旦祭を予定。午後1時からは十二座神楽が奉 ・・・

【残り 6123文字、写真 19 枚】



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