2025年11月23日 05:00 | 無料公開

習志野市役所
千葉県は22日、習志野市内の小学校でアストロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。同日までに児童49人と職員2人の計51人の発症が確認された。入院した人はおらず、いずれも軽症という。
県疾病対策課によると、11日以降、複数の児童に嘔吐(おうと)や下痢の症状が出て、18日に同市教委から習志野保健所に連絡があった。21日に児童4人、職員1人計5人の便からアストロウイルスが検出された。
給食からは不備は見つからず、同課は、なんらかの形で校内に持ち込まれ、嘔吐や下痢の際の消毒が不十分だったとみている。
アストロウイルスは主に冬季に流行し、胃腸炎を引き起こす。ノロウイルスに比べると症状は軽い傾向があるという。ウイルスを含んだふん便や嘔吐物や、貝類の生食などで感染する。県内での集団感染は2013年以来。





