2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

大型補強、競争激化 リーグ屈指攻守に層厚く いざJ1、21日開幕 柏レイソル

新体制発表会で意気込みを語ったネルシーニョ監督(手前左から4人目)と新加入選手たち=1月、柏市民文化会館
新体制発表会で意気込みを語ったネルシーニョ監督(手前左から4人目)と新加入選手たち=1月、柏市民文化会館
移籍が噂されたオルンガは背番号を「14」に変更してチームに残留
移籍が噂されたオルンガは背番号を「14」に変更してチームに残留
開幕に向けて練習する柏の大谷(右端)ら=1月、柏市
開幕に向けて練習する柏の大谷(右端)ら=1月、柏市

 Jリーグの2020シーズンが21日に開幕する。昨季、圧倒的戦力でJ2を制した柏レイソルは降格から1年でJ1へ復帰。9日にフクダ電子アリーナでJ2千葉と対戦する「ちばぎんカップ」を皮切りに、16日にはG大阪とのルヴァンカップ第1節、そして22日に本拠地・三協フロンテア柏スタジアムで札幌とのリーグ開幕戦に臨む。新戦力も加わり、昨年再就任したネルシーニョ監督は「昨年よりさらに勝利に満ちた1年にしたい」と意気込む。

 満を持して「いるべき場所」へ戻ってくる。9季ぶりのJ2生活を送った昨季はリーグ最多得点、最少失点という文句なしの成績でJ1復帰を達成。オフには13人の新加入選手を獲得し、布部陽功ゼネラルマネジャー(GM)は「昨年いた選手と新加入の選手で競争して質を上げていきたい」とその意図を語る。

 J2を圧倒した攻撃力は一段と厚みを増した。流通経大柏高出身でG大阪から加入したFW呉屋大翔は昨季、期限付き移籍先のJ2長崎で22得点を記録。リーグ3位で日本人選手トップに輝いた。前線には昨季最終節で8ゴールと大暴れしたオルンガやクリスティアーノといった強力な外国人選手が残るが「自分と同じタイプの選手はいない。持ち味を出していければ違いは見せられる」と得意とするゴール前での動き出しでアピールする。

 中盤にはJ2でヒシャルジソンに次ぐリーグ2位のタックル数を見せた戸嶋祥郎や柏下部組織出身の仲間隼斗らが加入。J1神戸からの期限付き移籍だった三原雅俊は完全移籍となり、ベテランの大谷秀和も健在だ。戸嶋は「(競争は)成長できるチャンス。(攻守の)切り替えの速さで勝利に貢献していきたい」と気を引き締めた。

 守備面では豪華な顔ぶれがそろった。GKに現役の韓国代表キム・スンギュを獲得したことで、中村航輔との日韓両代表GKを擁することに成功。DFには身長187センチのセンターバック高橋祐治や東京五輪代表を狙う大南拓磨など5人が加わった。U-23(23歳以下)アジア選手権に出場した古賀太陽らと共に分厚い壁を形成する。

 J1でも屈指の戦力を整え、シーズンをスタートさせる。期待されるのは第1次ネルシーニョ体制の下、前年のJ2優勝から昇格1年目でJ1制覇をした2011年の再現だが、布部GMは「当時とはJ1のレベルも上がっている。そう簡単なものではない」。その一方で「2、3年後も見据えている。残留争いはしてはいけないし、いろいろな方に支えられている中で勝って恩返しできたら」と勝利へのこだわりも語った。

 ネルシーニョ監督復帰1年目だった昨季はシーズン序盤こそつまずいたものの、後半は破竹の11連勝を記録。厳格な指揮官の戦術は試合を重ねるごとに成熟度を増していった。大谷は「手探りな状態だった昨年に比べたら、スムーズに入れる。新しい選手とも競争して上積みしていけたら」と力を込めた。

◆過去10シーズンのJリーグ年間成績

2010年J2・優勝
  11年J1・優勝
  12年J1・6位
  13年J1・10位
  14年J1・4位
  15年J1・10位
  16年J1・8位
  17年J1・4位
  18年J1・17位
  19年J2・優勝



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