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日鉄を書類送検、千葉海保 有害物質シアン排水疑い

2025/2/26 18:48 (2025/2/26 21:00更新)
 日本製鉄の東日本製鉄所君津地区=2023年11月、千葉県君津市 拡大する

日本製鉄の東日本製鉄所君津地区=2023年11月、千葉県君津市

 日本製鉄の東日本製鉄所君津地区(千葉県君津市)から毒性のあるシアン化合物を含む排水などを流したとして、千葉海上保安部は26日、水質汚濁防止法違反の疑いで、同地区水道課の担当社員1人と法人としての同社(東京)を書類送検した。

 書類送検容疑は2022年4〜7月ごろ、複数回にわたって君津市の製鉄所から、シアンの化合物や法定の基準値を超えるアンモニアなどを含んだ水を排出した疑い。

 22年6月、製鉄所周辺の川や水路が赤っぽく変色し魚の死骸が浮くなどしたため、問題化。製鉄所の排水口からシアンが検出されていた。海保は23年1月、日鉄の本社と製鉄所を家宅捜索。押収物を精査し関係者を調べていた。

 県は22年8月、日鉄に立ち入り検査をし、改善を指示。同社はその後、シアンを検出したのに県に知らせなかったことが同年4月までの約4年間で59回あったなどとする報告書を県に提出。24年2月までに、シアン処理装置の増強や、他の有害物質が漏れた可能性がある老朽化したタンクの更新などの改善措置を取ったとしていた。