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一宮川など8河川浸水区域更新 「千年に1度」想定 千葉県、豪雨前より範囲拡大

 千葉県は23日、千年に1度程度の豪雨を想定して作成した新しい「洪水浸水想定区域図」の8河川分を公表した。10月の記録的豪雨で氾濫した一宮川(茂原市、一宮町など)、都川(千葉市)、作田川(東金市、山武市など)を含む。今後、新しい区域図を基に市町村が「洪水ハザードマップ」を更新する。10月豪雨では水害死者が相次いでおり、県は、同マップ完成までの間は同区域図を周辺住民らの参考にしてもらいたい考え。

 公表したのはこのほか、真間川(市川市、船橋市など)、海老川(同)、真亀川(東金市、山武市など)、南白亀川(千葉市、茂原市など)、平久里川(館山市、南房総市)。図では、浸水する範囲と水深、浸水の継続時間のほか、洪水による家屋の流出や倒壊が発生する可能性のある区域を色分けして示している。

 従来は30~50年に1度程度の雨量を想定した区域図だった。10月豪雨により氾濫した一宮川の新旧浸水想定面積を比べると、従来想定が13・7平方キロメートルだったのに対し、新想定だと63・6平方キロメートルに大幅拡大した。

 10月豪雨の一宮川氾濫の際、長柄町で2人が亡くなった場所は、従来想定に基づく町のハザードマップでは区域外だったが、新想定では区域に含まれるという。

 想定区域の千年に1度レベルへの拡充は、近年多発する甚大な浸水被害への対応として、2015年に水防法で義務付けられた。県は、今回公表した8河川と公表済みの手賀沼以外で、作成が必要な他の17河川分の新想定も、次の出水期(降雨シーズン)前の来年5月末までに順次完成させ、公表する予定。

 今回の公表分は河川環境課のホームページや県内各土木事務所で閲覧できる。


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