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<千葉豪雨>「川に巻き込まれ助からない」 不明の54歳男性、遺体で発見 子ども送迎中に流されたか

鶴岡成夫さんの車が見つかった現場周辺を捜索する消防隊員ら=26日午前10時13分、長柄町
鶴岡成夫さんの車が見つかった現場周辺を捜索する消防隊員ら=26日午前10時13分、長柄町

 千葉県内を襲った記録的な大雨から一夜明けた26日、町内各地で冠水や土砂崩れが確認されている長柄町鴇谷地区で、25日から行方が分からなくなっていた鶴岡成夫さん(54)の遺体が発見された。

 鶴岡さんを見つけたのは、町内に住むいとこの男性(74)だった。25日午後7時ごろ、鶴岡さんの親族から行方不明になったと連絡を受け、26日朝から探していた。

 午前9時20分ごろ、町役場前を流れる一宮川沿いの林の中で、鶴岡さんの軽乗用車が転落しているのを見つけた。通報で駆け付けた消防隊員らが鶴岡さんを車外に運び出した。

 男性によると、鶴岡さんは車が見つかった現場近くに住んでいた。25日午後2~3時ごろ、現場から数百メートル先にある「ながらこども園」に子どもを迎えに行く途中だったという。一宮川沿いを走る県道を通り、こども園方面に向かおうとしたが、道路が冠水していたため、迂回(うかい)したところを車ごと流されたとみられる。

 町などによると、25日午前に一宮川から水があふれ始め、役場前の県道もすぐに冠水したという。鶴岡さんは車内から父親に「川に巻き込まれ助からないみたい」と連絡していた。

 鶴岡さんは長年、郵便局などに勤務していたといい、男性は「(長柄町で)こんなに水が出ることは今までなかった。(鶴岡さんは)おとなしくて優しい人で、子ども思いだった」と伏し目がちに話した。

 町内では25日、車で避難中だったとみられる岩瀬長寿さん(88)も、川の水に車ごと流され死亡している。


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