【速報】市原女児衰弱死 母親、起訴内容認める 初公判

千葉地裁
千葉地裁

 市原市の自宅で昨年1月、衰弱状態で放置された生後10カ月の小西紗花(すずか)ちゃんが死亡した事件で、保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親で無職、小西理紗被告(24)の裁判員裁判の初公判が29日、千葉地裁(友重雅裕裁判長)で開かれ、被告は「間違いないと思う」と起訴内容を認めた。弁護側は「当時、心神耗弱だった」と主張し、責任能力を争う姿勢を示した。

 事件は昨年1月25日正午ごろ、被告の夫が「子どもが息をしていないと妻から連絡があった」と110番通報し発覚。駆け付けた救急隊が痩せ細った状態の紗花ちゃんを見つけ、搬送先の病院で死亡が確認された。

 被告は同6月に保護責任者遺棄容疑で逮捕、送検されたが、地検は遺棄行為と死亡との因果関係が認められたとして、保護責任者遺棄致死罪に切り替えて起訴した。

 起訴状などによると、昨年1月3~25日ごろ、当時住んでいた同市のアパートの一室で、生後10カ月だった紗花ちゃんに十分な食事や水分を与えずに放置して衰弱させ、25日ごろに死亡させたとされる。

 事件を巡っては、市が19年4月の新生児訪問を最後に9カ月間、紗花ちゃんを直接確認できていなかったにもかかわらず児童相談所に相談しないなど、市の対応が問題になった。小出譲治市長は臨時記者会見で虐待リスクに対する意識の欠如との認識を示し「不適切と言わざるを得ない」などと謝罪した。

 市は第三者委員会を設置。今年2月に子育て支援施策と、家庭訪問の強化など要保護児童に対する総合対策をまとめ、本年度から虐待の発生予防や早期発見に向けた取り組みを本格化している。


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