「死んじゃう」「苦しい」 動画に悲痛肉声 野田女児虐待死

 「死んじゃいそう」「苦しいよ」。栗原心愛さんが死亡した虐待事件の25日の公判。父、勇一郎被告の携帯電話やデジタルカメラの動画には、助けを求める心愛さんの悲痛な肉声が残されていた。

 祖父母宅から被告の住むアパートに戻った後の2018年7月10日未明、土下座を要求する被告と心愛さんが約2分にわたりやりとりしていた。

 被告「早くやれよ」

 心愛さん「じゃあ、許せよ。家族に入れろよ」

 被告「無理」

 心愛さん「うちのことなんてどうでもいいんだね」

 被告「えっ、いまさら。だいぶ前から思っていたし」

 検察側によると、その翌月に撮影された動画では、廊下に立った心愛さんが荒い息づかいで「死んじゃいそう。苦しいよ、ママ」と漏らしていた。

 強要事件があったとされる19年1月5日に撮影された動画は数本あり、計1時間近くに。「ママ、嫌だ。助けて」と叫ぶ心愛さんを勇一郎被告が浴室に連れ込み、立たせ続けるまでが記録され、被告は「くねくねしてんじゃねえよ」「元気に動くじゃん。死んだふりしないの」とからかっていた。


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