房総通リズム春の観光特集2024

<新型コロナ>「重症病床のひっ迫深刻」「通常医療の停止も」危機感あらわ 千葉大病院と千葉県救急医療センター医師

ICUでコロナ患者の世話をする看護師ら(千葉大病院提供)
ICUでコロナ患者の世話をする看護師ら(千葉大病院提供)

 千葉県内の医師6人によるオンライン座談会で座長を務めた千葉大病院(千葉市中央区)集中治療部部長の安部隆三医師(49)と、座談会出席者の一人で県の医療行政にも携わる県救急医療センター(同市美浜区)集中治療科部長の松村洋輔医師(41)がオンラインで千葉日報社の取材に応じ「重症病床はひっ迫している」「これ以上増加すると通常医療が止まる」などと危機感をあらわにした。ワクチンについては、2人とも「効果がある」として一刻も早い接種を呼び掛けた。

 県の集計では、県内の重症者用病床(120床)の使用率は11日時点で50・8%。数値上は約半数が空いているが、重症病床はICU(集中治療室)68床に、HCU(高度 ・・・

【残り 715文字】



  • LINEで送る