印西貯水槽遺体 遺棄現場まで車使用か 周辺防犯カメラに映像

送検される中上忠寿容疑者=9日午前11時ごろ、習志野署
送検される中上忠寿容疑者=9日午前11時ごろ、習志野署
送検される出口義納容疑者=9日午前10時ごろ、印西署
送検される出口義納容疑者=9日午前10時ごろ、印西署

 印西市の防火貯水槽内で昨年10月、左足首が切断された会社員、宮内孝介さん(46)=成田市=の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された5人のうち、一部が関係するとみられる車が現場周辺の防犯カメラに写っていたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。県警は犯行に車が使われたとみて、それぞれの役割分担や前後の行動を調べている。

 県警によると、逮捕されたのはいずれも指定暴力団住吉会系組幹部で東京都新宿区歌舞伎町1、森義明容疑者(63)と流山市鰭ケ崎、横山明容疑者(51)を含む男女5人。一部が宮内さんの知人で、何らかのトラブルが背景にあったとされる。

 捜査関係者によると、現場はJR成田線小林駅から南西約1キロの住宅街の近くにあり、周辺の防犯カメラには、5人のうち一部が運転しているとみられる車の映像が記録されていた。現場周辺には傷の状況に見合う血痕がなく、宮内さんが別の場所で殺害された可能性があり、県警は運搬に車を使用したとみている。

 5人の逮捕容疑は共謀し昨年10月21日ごろ、印西市小林の防火貯水槽内に宮内さんの遺体を遺棄した疑い。現場に向かったのは5人のうち一部で、周辺の防犯カメラの映像や関係者の証言などから5人が浮上した。

 県警は9日、送検済みの森容疑者と横山容疑者を除く住所不定、自称無職、中上忠寿容疑者(49)と千葉市中央区の妻、八千代市の自称無職の男(53)を送検した。宮内さんの首には切られたような傷があり、県警は宮内さんが死亡した経緯についても調べる。


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